Case Study

サポート事例

2023.06.30

鈴木靴下「米ぬか靴下」 直営店7/1(土)グランドオープン!!米ぬか靴下に人生を懸けた開発の思いを表現

鈴木靴下「米ぬか靴下」 直営店7/1(土)グランドオープン!!開発歴史がわかる店頭とVTRでの演出

「米ぬかソックスができるまで」

日本で2番目に小さい町、奈良県三宅町で大手靴下OEM製造、米ぬか靴下を長きにわたり開発してきた鈴木靴下さんが

7/1(土)直営店をオープン!※OPENイベントあり

日本で2番目に小さい町、奈良県三宅町で大手靴下OEM製造、米ぬか靴下を長きにわたり開発、製造してきた鈴木靴下さんが7/1(土)に直営店をオープンします!かねてより夢だった直営店、現在の工場にも頻繁に一般のお客様が来られることから”いつかは直営店を”と考えていた代表の鈴木和夫さん。この直営店では米ぬか靴下の開発秘話から実際の販売に至るまでの歴史を表現した場となっており、実際に購入が可能。何度も楽天靴下ランキング1位に輝いた実績をもつ同社の主力商品である”米ぬか”が繊維に配合された商品は保湿、美肌効果が期待できる。

実際に手に取り肌ざわりを感じてほしい、と鈴木さん。「ここはあくまでも地域の方々やお客さんと繋がる場。ここまで開発に傾けてきた思いや開発の背景を表現したかった」

50年間「米ぬか」の開発にただ邁進して

「小学校時代、米ぬかの袋で廊下を拭いたら床がピカピカになった。それがとても印象に残っていたんです」鈴木社長は先代が作った靴下工場を継いだ2代目。日々工場で製造業務をしていた時のこと「こどもの靴下についた土汚れがとれない」と子育て中のママの声を耳にする。米ぬかの効果を思い出し、これを開発してみようと自身で開始。

ところが、中々上手くいかず乾いたら繊維から米ぬか成分が分離してしまい、これは専門家の知見が必要だと町の商工会を通じて和歌山県の米ぬか第一人者(専門家)にたどり着く。

「そこで言われた言葉が大変響いた。米ぬかの靴下、これは面白い!と。絶対に良いものが作れると。でもこの開発をどうしても進めたいのなら、回りの意見は聞いてはいけない、自分ひとりで突き進めること。何故なら周りに意見を求めたら“いいところ”にしか落ちない、無難なアイデアになってしまう。でも絶対良いものが出来きる」

この言葉に何度も背中を押され、開発につまずいても諦めなかったと話す。

知見を経てアドバイス通り実行したら、道が開けてきた。やり方を教えてもらい、何度もチャレンジ、結果上手くできた。研究をすすめるにつれ米ぬかの新たな効果を発見する。

肌がツルツルになったり、しっとりしたりと美肌効果があるという事だ。

そして商品に反映する為に紡績の開発を進めていく。開発費用は5~6千万円かかっているそうで「全て持ち出しは難しいので、その時々の県の補助金を使ったりして内3千万円位は補填できたかな。でも小さい持ち出しも沢山あるから、数えたらキリがないけど」

と笑いながら話す。

何故あきらめずに商品開発を続けてこられたのか。「米ぬか」一本に懸ける思い

子供のころから特段 ”これ”というものが無かったと話す。「私のやり方は、自分は優秀ではないと思っている。だから足りない分は外に知恵をもらい、なんとか形にするまで、穴を埋めてきた。」その熱量はなぜ途絶えないのか?「たぶんこれしか無かったんでしょう。自分がこれを失ったら何も残らないなと、これしかないと思っていた」と話す。

優秀な方たちに知恵をもらい実践し、ただひたすらに研究に懸けた。

「繊維でつまずいた時は専門家の意見が欲しいと思い紹介してもらったしそして知見を経て専門家のアドバイス通り実行したら、道が開けてきた。次はこれを形にする為にもっと資金が必要になったら、その際は補助金も利用しながら開発に当てた」

鈴木社長は足りない分野は素直に周りに教えをもらい、アドバイスを素直に実行することを大切にしている。一緒に米ぬか繊維を作ってきた先生(専門家)の言葉も驚く。

「先生に言われたんです、知見をもらう為に様々な人が接触してきたが、企画が終わると報告は来なくなる、今も報告をしてくれるのは鈴木さんひとりだけですと。」いまは亡くなった先生の変わりに奥様に米ぬか靴下の近況を報告している、奥様はその報告をご主人の仏壇へ向ける、そんな純粋な人柄が人々を動かしていく。

三宅町から全国に

日本で2番目に小さな町で勝負したい、と話す。都会で勝負と発想しがちだが、この日本で二番目に小さな町でも勝負したという気概を表現し、米ぬかの原点である“兼業農家”としての背景もアピールしたい。原点の田畑にかこまれるこの地での開発が見えるよう、新店舗はガラス窓がとても大きく開放的だ。店内の真ん中に立つシンボルツリーは、実はこの地にあった木を塗装したもの。遊び心を表現したお店の大きな特徴になっている。

今後の展望は

初代が靴下を製造し、現在2代目の鈴木社長が米ぬか靴下の開発を完成させた、次は元CAの娘、翠さんが後を継ぐ。女性ならではの目線で国内に目を向けた認知拡大を目指す。

鈴木靴下はゆっくりと自然に成長できるブランドにしたい。と話す。急激な売り上げの伸びや販売に走りすぎず、継続できる会社を目指して今後は、米ぬか繊維で肌着も幅広く開発していく見込み。自然な形で、人々の生活に寄り添うブランドを目指していく。

ココビズでのサポート

ココビズではブランディングについてのサポートを継続。

今回、アパレル業界に長らく携わってきた小杉センター長の意見が多いに反映された。新店舗の外観デザインやアイデア出しに参加し、店頭レイアウトのアドバイスも行った。商品陳列は実際に手触りを確認する“見本”商品と購入可能な商品の陳列を分け、米ぬか靴下の豊富なラインナップを表現。見やすく買いやすい導線を確保した。

「小杉さんここに(背中)ついてるんちゃうかなと思うぐらい、アドバイス通りに表現できた」と鈴木社長。実際にココビズにきてブランディングの話が響いていると話す。

良いブランドは量を追いかけないと仰っていて、その通りだと思った。ハイブランドでもそうなら、本当に良いものはそう簡単に作れないし、真似をしても商品開発の歴史には勝てないでしょう。

鈴木靴下の新たな拠点となる場。地域とのつながり、お客様とも情報を共有しながら物づくりの品質はいつまでも研究し次世代につないでいきたい。

業者様からの相談内容

商品ブランディングについて
新店舗OPENの準備・企画・店内レイアウトなど

コビズからの提案

・新店舗外観デザインアイデア出し
・企画ブラッシュアップ
・店舗OPENスケジュールの計画表
・レイアウトアドバイスなど

業様概要

企業名
株式会社 鈴木靴下
業種
靴下製造
業務内容
靴下製造・米ぬか靴下の開発・製造

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