サンシーワールド初の環境に配慮したベジタブルレザーを使用、日本製ウォレットがMakuakeよりデビュー!
御所市に事業所を構える(株)サンシーワールドのILCAMO(イルカモ)ブランドより新しいプロダクトがついにデビューです。動物性レザーを使用しない、環境に配慮した自然由来のベジタブルレザーを使用し長財布とがま口財布の2型のラインナップ。原料はサボテンから作られていて艶やかで滑らかな手触りが特徴です。サボテン由来の深いグリーンカラーも印象的です。
構想に約1年、企画の立ち上げは新しいハイテク素材で
サンシーワールドさんはトレンド雑貨小物を扱うメーカーで主に楽天などのEC販売を主力に展開しています。値ごろ感のある商品群で型数も豊富。そんなサンシーワールドさんが目指したのは【低単価のものを作って大量に消費するビジネスから】 →【付加価値のある高単価商品へシフトチェンジ】
植物を原料とするレザーを使用することで新しい感覚の商品が生れ、既存のデザインも新鮮味を帯びます。製造・縫製は全て日本で行うというプロダクトは品質を保てる上、長期的に愛用して頂ける商品を作る為にも大切でした。そして組みあがったプロダクトの最初のデザインは定番の“がま口財布”。可愛い手に馴染み、新感覚レザーで新鮮に映します。片手での開閉が可能で、かさ張りにくく機能的、カードの収納力も抜群。
ベジタブルレザーの特徴である“柔らかさ”が持ちやすさにも反映しました。(がま口型と長財布の2型は多少収納量が異なります)
KoCo‐Bizでのサポート
KoCo‐Bizでは現状のお話を伺い企画を組み立てるためのブレスト(意見交換)を重ねてきました。そこで現状のビジネス形態から、ブランドビジネス形態へのシフトを提案。ブレストを重ねる過程で、“どんなブランドにしたいのか”を明確化してきました。
行き着いたのは【持続可能なハイテク素材を使用した少量生産】のプロダクト
持続可能な高品質を維持する為に大切だったのは、日本製造へのこだわり、生産数は限りなく少量で品質を持続できること、それに加え、市場で溢れていない素材を使用という事でした。
当初違った形で企画が上がりましたが、より市場に合わせた形に修正し直し、皆が一度は使ったことのある”がま口財布”に形が決めたことでマーケットへより入りやすい形となりました。そこに加えハイテク新素材で新鮮味を持たせ、市場に出す!とテーマが決定。サンプル修正を行いやっと出来上がりました。
KoCo-Bizでは企画・ブランディングの他に実務サポートとして、商品撮影サポート/プロジェクトのページ作成サポート/などを担当させて頂きました。
今後もこのILCAMOブランドを通して新製品を企画中。新しいブランディングに舵を切ったサンシ―ワールドさんの挑戦を引き続きサポートします!
📌商品はこちらから
追記 :開始10時間で予算達成!早々に達成おめでとうございます!
8/9追記:予算比4倍で着地!
■追記紙面掲載 :この取り組みが繊研新聞から取材を受け2023,8/9付け紙面へ掲載されました!
■結果追記:プロジェクト無事終了!達成率900%に到達し予算を大きく上回る結果となりました!
プロジェクトの結果を通して
『今回のプロジェクトの課題であった、薄利多売ビジネスからの脱却。高単価商品へのブランド移行に成功』
市場がSDGsに対して興味が高い傾向にあると言える結果となった今回のプロジェクト。がま口というレトロなデザインにサボテン由来のハイテク素材を使用した事も大きなギャップとなり反響がありました。『今後も検証しながら市場の進捗を探っていきたい』とサンシーワールドさん。今回のプロジェクトを通してDtoCブランドがダイレクトに消費者へ伝わった結果となりました。ページ作りを明確に校正していることも起因だと考えています。
『納得すれば高単価のものでも売れる』
MADE IN JAPANブランドがどんどん減少していく中で安価でなくても市場開拓はできると実証できました。そして面白いのは売れ行きがじわじわ伸びていったこと。開始一カ月を過ぎてから大きく数字が伸びたのは、興味を引くページ構成とこのプロジェクトの面白さがあったと言えます。今後のILCAMOブランドではこの傾向を発展させ、さらにニッチなニーズを拾える『ピンポイントな課題解決型商品』の展開を構想中。ひき続きサンシーワールドさんの挑戦を応援します!