お店のメニュー表をきっかけに筆文字作家へ転身
文字を書くことは、わあちゃんにとって白いキャンバスに自由に絵を描くようなもの。独学で学びを深め、筆文字は高校生の頃から創作してきました。「クライアントからのオーダーにある背景や、人間関係、一人ひとりの心に寄り添い、フィットする言葉を探して仕上げる作業がとても好きで。」と話すわあちゃん。知り合いのお店のメニューを書いたり、筆文字にじわじわと人気が出はじめた頃、ある知り合いの方からデザインのアドバイスが届きます。
『宇宙人とか、わあちゃんの世界に合うんじゃないか』
との声を受け、意外な組み合わせと感じつつも創作活動は新たなステージへ。
宇宙をイメージした独創的な文字の世界が広がり、そこから生まれたのは、宇宙人の顔をした”宇宙人えもじ”惑星をイメージした丸みのある文字や、個性あふれる作品の数々。
「さっそく作ってみたらこれが楽しくて。どんどん生まれていきました」
個々に動きだしそうな文字たち、洋服、表情、ポーズなどどれもユニークに彩られています。
礎となったメッセージ性は前職で培った“感動を届けたい”という想い
わあちゃんのクリエイションするラインナップは絵文字のほかにメッセージ性の強い「筆文字」と独特のタッチでクライアントの特徴を彩る「似ラスト」があります。主にInstagramやマルシェで販売をしており、お客様の想いを形にするオーダーメイド式で提供。結婚式のウェルカムボードやお店のロゴなど様々なシーンで作品が活躍しています。
作品を生み出す背景には、“感動をとどけたい”という思いが根底に。前職のウェディング業界で培った理念と新郎新婦の大切な一日に彩りを添えるウェルカムボード、結婚式全体の企画に携わられた経験から、これから始まる未来を想像しながら、一点一点心を込めて書き上げられています。完成したウェルカムボードを見た新郎新婦の反応が忘れられず、文字には人の心を動かす力があると確信し、今の活動に繋がっています。
三児を育てるママの顔。子育てとアーティスト活動はバランスよく並走しながら。
実は三人のお子様を育てるママでもある、わあちゃん。子供たちとの生活の中でキャラクターが与える影響を大きく感じてきました。「いつか自分のキャラクター“を使って絵本を作りたいと考えていて・・・やっぱりストーリー性やキャラクター性が”宇宙人えもじ”にはあるので、そんなユニークな文字たちを動かしてみたいな、、、と。夢がありますね」
”宇宙人えもじを通して”子どもたちに
『宇宙は無限の可能性で溢れている』というメッセージを届けたい。
”宇宙人えもじ”というユニークな表現を用いて、子どもたちの好奇心を刺激し、創造性を育むきっかけを提供したいと考えています。
ココビズを利用して
生み出したキャラクターやその世界観を客観的にみてもらい、どんなマーケットがあっているのか、定期的にココビズでディスカッションしています。第三者からの意見は、単なるアドバイスにとどまらず作品を成長させ、新たな可能性を開くための重要な要素。客観的な視点がより良い作品を生み出すための鍵となることも。
ココビズに相談に来るようになり、「最初に小杉センター長から、キャラクターを推したいのか、自分を推したいのかと質問がありました。キャラクターはもちろんですが、自分の創造する世界観を推したいので、そう答えると、海外もマーケットに入れた提案がされました。特に文字においては海外からするとカタカナって面白いようで・・・形もユニークだし、宇宙文字にも似合っていて。また絵本の作成に向けてもアドバイスをもらっています。自分自身ではない視点でお話し頂くことで“気づき”を持って帰られる。とても助かっています」
今後の目標は・・・
ミニ絵本を出してみたい、とわあちゃん。”宇宙人えもじ”が動いていくユニークな世界でより多くの人に感動や面白さを届けられたら。それについても小杉センター長と壁打ちをしています。引き続き活動を応援しています!