生産現場から生まれた「疲れしらずのくつした」が、新たなステージへ
大和高田市に本社を置く株式会社西垣靴下は、創業約40周年を迎えた今年、大きな飛躍を遂げました。その象徴的な出来事と言えるのが、大阪・関西万博の運営スタッフ向け公式ユニフォームに同社の「疲れしらずのくつした」が採用されたことです。
BtoC事業の強化と情報発信
これまで、主に企業向け販売(BtoB)事業を展開してきた西垣靴下ですが、グループ会社のエコノレッグを通じてBtoC事業にも力を入れてきました。今回の万博での採用は、BtoC事業のさらなる強化と情報発信の好機と捉えています。
現場の声を取り入れた快適性と機能性
「疲れしらずのくつした」は、東大阪市などの工場18社と協業し、現場で働く人の声を取り入れながら開発されました。底部にはカットボス編みを採用し、クッション性と強度を格段に向上。さらに、ゴムを編み込む特殊製法でグリップ力と滑り止め機能を高めています。特許取得済みの技術を用いたこの商品は、立ち仕事中心の万博会場スタッフやアテンド向けに、機能性と快適性を兼ね備えた自信作です。
1万足を無償提供、日本の技術を世界に広めたい
西垣靴下株式会社の代表取締役社長 西垣和俊氏は、「日本の多くの中小企業は、技術力と品質において世界に劣らない、むしろ最高基準を達成している製造事業者が多い。そのような日本の製造技術を世界に広め、日本の産業を守りたい」と強い思いを持って、この機会を大切にされています。今回の万博での採用を機に、さらなる飛躍を目指し、今後も現場のニーズに耳を傾けながら、高機能・高品質な靴下を開発していくとのことです。
他掲載ニュース
2024.04.16 毎日新聞掲載
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